I Love Shar-pei!

しかし、シャーペイシンドロームを経験したあと、「薬」というものに妙に敏感になっていた私は、初めてワクチン接種に疑問を覚えました。健康な体に余計な薬を入れる必要があるのかどうか？と。

でもやっぱり怖い病気を防ぐためにはワクチンは必要なんだろうな。今回はホメオパシー獣医のところで受けてみよう。ワクチン接種という行為そのものは同じかもしれないけど、獣医の人間性が安心できるし…。

そう思ってホメオパシー獣医に予約を入れました。

診察室に入るや否や、「ん？ワクチン？必要ないよ。」というホメオパシー獣医。

「このワクチンはものすごく強いから２～３年は持つし、Fatimaはシャーペイだから、薬の副作用でシャーペイシンドロームになるかもしれないから、３年毎にやれば十分！」とのこと。

早速自宅に帰った後ネットで検索してみると、確かにワクチンは２～３年の持続性ががあるようです。

…というわけで、その年はそれで終わったのですが、その後、前回のワクチンから３年後にまた来院したときに、「えーと、今年はワクチンの年では？」と聞いてみました。
すると、「ああ、Fatimaは大丈夫だよ。ワクチンなんて必要ないよ。」とのこと。

彼曰く、Fatimaは多分、今後一切ワクチンは必要ない…。以前に受けたワクチンが、多分一生効くだろう。
ただし、ケンネル（ドッグホテルのようなもの）に行く場合は、義務付けられているため必要になるだろう…とのことでした。
Fatimaの場合、ワクチンで予防できる（といわれている）病気にかかることより、ワクチン接種による病気にかかる可能性が高く、怖い…とのことでした。

確かに人間だって、ワクチン接種は一生に一度です。BCGとかツベルクリンとか、ちょっと忘れましたが、私、小学校のときに受けました。そしてもう２度と受けていません。
それなのになんで犬は毎年受けなければならないのでしょうか？

また、これはあとでわかったことですが、犬のワクチン接種により予防できると言われている病気は、万が一かかってしまっても、薬の投与で完治するそうです。
つまり、最初からワクチンなんて必要ない。運悪く、その病気になってしまったときに治せばいいだけの話。

以下、ワクチンについて興味深いページを見つけたので、私なりの解釈を載せます。
（原文はリンクのページよりたどれます。）
http://www.yourpurebredpuppy.com/health/common/vaccinations.html

普通、ワクチンはパピー時代に受けますが、それは怖い病気に対する免疫をつけるためです。そしてその免疫は記憶力があり、何年も持続できる…。その持続はかなり長く、たいていの場合は、わんこの一生もカバーできる。

つまり毎年の接種は必要ないどころか、すでに持っている免疫に、追加の免疫を与えても無意味。これ以上の免疫を持つことはできない。

それにもかかわらず打ちすぎたワクチンによる副作用例はたくさんあり、それは、すぐに現れるとは限らず、数年後かもしれない。または子供に現れるかもしれない。
いずれにしても、ワクチン接種のしすぎで、慢性疾患が出てくる。
その例は、免疫系機能低下、甲状腺機能低下、慢性皮膚病、耳感染症…。あるいは精神的な問題…、行動問題かもしれない！

うーん。怖い…。

でも、これが本当ならどうして獣医はワクチン接種を毎年受けるように言うのでしょうか？
私が調べたところによると、やはり獣医も商売…というのが理由である場合が多いようです。ワクチン接種は高額です。１匹の犬に毎年受けさせるのと、一生に一度だけ受けさせるのでは利益も違ってくるのでしょう。

また日本の場合はドッグランに行くときもワクチン接種の証明書を要求されることがある、と聞きました。ワクチン接種を受けていない子がドッグランに入って、ワクチン接種済みの子と触れ合うと何が起こるのでしょうか？ワクチンを受けていない子が何か病気を持っていて、ドッグランにいるほかの子に移す可能性があるのでしょうか？でもワクチンを受けた子は病気にならないはずです。
病気になるのはワクチンを受けていない子の方ではないでしょうか？万が一病気になった場合、それは飼い主さんの責任であり、なぜドッグラン側がワクチン接種を要求するのでしょうか？なんだか不思議です。

詳細な事情は私にはわかりません。
でも実際、Fatimaはワクチン接種で予防できるという病気にはかかっていません。
一生に１度だけ、というのが心配であれば、せめて３年毎にするのが良いと私は考えます。
いずれにしても、ワクチン接種については、飼い主さんがしっかりと見極め、判断してください。