シャーペイって? |
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本名:チャイニーズ・シャーペイ 別名:チャイニーズ・ファイティング・ドッグ 原産:中国 起源:13世紀 分類:ノンスポーティング・ドッグ 役割:闘犬、番犬、護衛犬、狩猟犬、牧畜犬、食用犬(!?) 寿命:8〜11歳 |
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シャーペイの歴史 |
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中国原産のシャーペイは、漢の時代(BC206年)の陶磁器にこの犬種の絵があったことから、漢の時代以来、中国南部の田舎に生息していたといわれています。 シャーペイの先祖はチベタンマスチフではないかと言われていますが、実はよくわかっていないようです。同じ中国の犬で紫色の舌を持つことから、チャウチャウとも同じ祖先を持つと考えられています。 古くは牧畜犬や狩猟犬、番犬として、後には闘犬として使われていました。シャーペイの皮膚は闘犬をする際に、相手にかまれても致命傷にならないように、相手をすぐに振り払えるように、しわしわタルタルになっているのだそうです。 毛沢東の時代に、一般人が犬を飼うのは贅沢だとされ、シャーペイは皆殺しに近い状態になりました。 しかし1973年、香港のシャーペイ愛好家がアメリカに助けを求める広告を出したところ、数頭のシャーペイがアメリカに渡り、珍しいシャーペイを好んだ多くのアメリカの愛犬家たちの手によって、再び繁殖されることになりました。 珍しい容姿で一躍有名になったシャーペイ。数は増えてきてはいるものの、それは主に西洋でのお話。まだまだ日本では数も情報も少ない、珍しい犬種です。 |
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シャーペイの外観と特徴 |
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なんといっても特徴的なのは、タルタルの皮膚と豊富なしわ!シャーペイのシンボルマークです。そしてでっかいマズルとつぶらな瞳。小さな三角形のたれ耳。これらすべてがシャーペイの特徴といえます。 シャーペイは、手足が太く筋肉質で、がっちりしています。毛は硬い直毛。「ホースコート(短毛)」と 「ブラッシュコート(やや長め)」、さらに「ベアコート(かなり長め)」の3種類の毛質があります。ブラッシュコートの基本は2.5cm以下だそうなので、それより長い子は「ベアコート」と呼ばれるようです。 尻尾は先が細く、その性格を表すがごとく堂々くるん!と背中に巻き上がっています。 ボディーカラーはいろいろあります。クリーム、フォーン、チョコ、ブラック、レッド、ブルーなど。シャーペイのスタンダードは1色。あるいはセーブル。そして舌は紫色です。
…ってなわけで、セーブルだけどホワイトソックスのFatimaはスタンダードから外れています。 でもぶち模様は「フラワード」と呼ばれ、超珍しいシャーペイだそうで、突然変異!?で数パーセントだけ生まれるんだとか。 へ〜、それ、カッコいいなあ!とお気に入りの管理人Kであります。 ついでに舌もピンク色ですが…、乙女ですから!? ちなみに体の大きさは以下の通りです。
…が、これ、あくまでも一般的な目安でしょうね。、私の知っている子はこれに当てはまらない子もいっぱい! 人間だって平均体重に当てはまらない人いっぱいいるし〜!? シャーペイといえば、しわしわででっかいマズル…がすっかり代名詞になっていますが、日本人にも醤油顔、ソース顔があるように、シャーペイにもいろんな顔の子がいます。しわが少ない子、マズルの小さい子(born-mouth)。ちなみにマズルの小さい子は古い歴史の中国の血を強く引くらしいですよ。マズルのでっかい子(meat-mouth) は、アメリカで生まれた新生シャーペイ!なんだそうです。 ってなわけで、ちょっとくらいスタンダードから外れていても気にしないで。 その子の個性を大事にしましょう〜! ←こーんな笑顔を見せてくれますよ! |
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シャーペイの主な性格 |
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シャーペイはとってもマイペース。いつも堂々として気高く、独立心が旺盛な頑固者です。いつも冷静で落ち着いており、他の犬とあまり遊びたがりません。 家族といるときが一番幸せ。非常に家族思いで忠実な犬です。家族を守るためなら命がけ!でがんばっちゃいます。 知らない人にはなかなか心を開きません。仲良くなるまで少々時間がかかることが多いです。 私の知っているシャーペイの多くは幼い頃から落ち着いている子が多く、マイペースで寝てばかりいます。が、家族や家を守る意識が強いので、番犬、または護衛犬の任務に燃える子も多いです。その任務中は吠えますが、外ではほとんど吠えず、基本的に無駄吠えはしないと思います。 一人でいることが好きで、初対面のときは一応挨拶はするもののそっけなく、あまり興味を持ってもらえません。 初対面なのに馴れ馴れしくされるのは好きじゃありません。いきなり頭を触ろうとしようものなら警戒されるでしょう。知らないシャーペイを見たら、向こうがその気になるまでそっとしておいてあげましょう! |
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シャーペイの”一般的な”訓練法 |
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シャーペイは非常に賢い犬ですが、頑固者なので、訓練が入りにくいと言われています。まだ頭が柔らかい子犬時代の訓練が大事で、ボスは誰かをはっきり認識させることが大事なようです。 それでもシャーペイは家族が大好きなので、愛情をたっぷり注がれた子は愛情深く、家族の言うことを良く聞く子に育つと思います。一般的な服従訓練はすぐにマスターするでしょう。 思いっきりほめて、その気にさせるといいかも!? Fatimaは性格がとてもシャーペイらしいため(つまりフレンドリーじゃない…)正式な認定は無理だったのですが、それでも本物聴導犬に負けないくらいの訓練成果を出しました。 しっかりしつければ、明らかにそれに応えてくれます。が、寂しがり家でとても繊細。ストレスをためやすいので、あまり厳しくしないほうがいいかも…。 また何度も同じことを繰り返すとすぐに飽きてしまい、なかなかバランスが難しいところです。 ちなみに闘犬の血も流れているので、体罰は厳禁!です!…ってか、闘犬だろうがなかろうが、体罰そのものが「?」ですが、私的には。 |
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シャーペイの健康 |
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体が弱く、飼うのが難しいといわれているシャーペイですが、う〜ん、本当でしょうか?少なくともニュージーランドでは比較的多くのシャーペイを見かけるし、みんな健康です。 ただ、繊細でストレスをためやすいので、体だけでなく心のケアも大事かも。 私が思うにシャーペイを飼うにあたって、特に注意しなければならないのは以下の4項目です。もちろん個体差があるので一概には言えませんが。 1、ストレス 2、皮膚 3、耳 4、眼 (※もっとも気をつけるべき順) シャーペイの健康問題については「ヘルス&ケア」のコーナーに情報を乗せてありますので、ぜひご覧ください。 |
ここではシャーペイという犬について紹介します。
犬図鑑に載っている情報ももちろんですが、ま、その辺は適当に読み飛ばしてもらうとして(?)、
私が実際に見たり聞いたりした、生シャーペイの情報も載せてありますので、参考にしてくださいね。
おまけ
シャーペイのすごいところは、なんと言ってもしわしわが、相手にかまれても致命傷にならないようにできている、というところ!
Fatima、過去に知らない犬に突然咬まれたことがあります。普通に散歩していたら突然、よその家から犬が吠えて飛び出してきて、何の前触れもなしに突然,、Fatimaに襲い掛かりました。逃げようとしたが間に合わず、そのままがぶっ!です。ふぁちまの後頭部を思いっきり!
超びっくりした私は、とにかく「ぎゃーーーーー!ぎゃーーーーー!!」と何度も大声で叫び、なんとかその犬を引き離そうとしましたが、がっぷり食らいついていて離れません。
あまりの私の大声に、飼い主さんも出てきて(2人)、大人3人がかりで引き離そうとしましたが全然だめ。
もうこうなったら、その犬の頭をげんこつで思いっきりぶん殴るしかありません。ぼこぼこにぶん殴って、私の手が赤紫色に腫れたにもかかわらず、まだ離れません。(ちなみに私、犬を殴ったの初めてですが、あんなに殴っても平気なのにも驚きました。)
Fatimaは痛みのあまり、きゃんきゃんきゃん〜!と普段出さない声で鳴き、もう本当に殺されるかと思いました。
あまりに夢中で、一体何分くらいたったのかわかりませんでしたが、相手の犬もあごが疲れたのでしょうか、やっと離れてくれました。
そのときのふぁちまの傷はもう〜、ものすごいひどく痛々しい…、
にもかかわらず!
やられたのはしわだけだったんです。もちろん縫いました。全部で6針。でも傷口を軽くとめる程度で、あとは本人(犬)自分のヒアルロン酸パワーで治してしまいました。今では毛に隠れているせいもありますが、傷なんてどこにも見当たりません。
しかも、すごい傷だったわりには本人(犬)、けろっ!としていました。血をざぶざぶに流しながら、お散歩の続きを楽しみに、ホップステップジャンプ〜!みたいな。
ああ、シャーペイで、しわだらけで万歳!…と心から思った瞬間でした。
←咬まれた当日の夜。縫合後。